低湿地帯である海津地区では、水田の周囲を掘って積み上げ、位置を高くする「堀田」と呼ばれる水田が作られていました。
掘った後は水路として活用し、農作業は船の上から行います。地域に堀田が復元されたので、地元小学生に農作業の指導を始めました。
子どもたちには、体験を通じて地域の農業に親しみをもってもらい、将来の農業の担い手として活躍しくれることを期待しています。
地域に遊休農地を作らないことも重要だと考えています。JAと連携をしながら、高齢で耕作ができなくなった農地や担い手がいない集落の農地を請負、遊休化帽子に努めています。
海津地区では、生産調整のうち農地のほとんどで小麦や大豆、野菜が作付けられているため遊休農地がない状況です。
小麦と大豆は、県米麦改良協会からJAを通じた委託で、県内で利用する種子を生産しています、シェアは小麦で40%、大豆で85%となっています。県内生産を左右するので気が抜けません。基本技術を徹底することで、昨年は全量が合格しました。
品目横断的経営安定対策の導入をきっかけに、地域では農地の再調整が行われています。JAは水田農業の担い手がいない集落の農地をまるごと担い手にまかせる方針です。今後は一層の効率的な経営ができると考えていますし、責任も大きくなります。今後も地域・JAと一体で、水田農業を守っていきます。
農繁期には、シルバー人材センターから4〜5名ほどの方にお手伝いをお願いしています。